今回は大量の暗記がある医学学習において役に立ったと思うアプリを紹介しようと思います。
こんな人に読んで欲しい。
暗記が多すぎて困ってる人
新たな勉強法を探している
Contents
最強の暗記アプリ・Anki とは
人間の脳の長期記憶のメカニズムを考慮して作られた最強の暗記アプリ。
Anki!
マジでそのまま
Ankiとは、分散学習(Spaced Repetition)ができるフラッシュカードです。
Ankiでは思い出しやすさで次の復習のタイミングが決まります。
覚えにくいカードは頻繁に復習し、簡単に記憶できたカードは時間をあけて記憶を確認します。
このような原則に基づくと効果的な結果が得られるという学習理論に基づいて作られています。
多量のカードを持っていても、結果として一日の復習量は散らばって、負担を軽減してくれます。
Anki の学習理論
エビングハウスの忘却曲線って知ってますか。
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した「エビングハウスの忘却曲線」です。エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。これによると、
人が何かを学んだ時、
- 20分後には42%忘れる
- 1時間後には56%忘れる
- 9時間後には64%忘れる
- 1日後には67%忘れる
- 2日後には72%忘れる
- 6日後には75%忘れる
- 31日後には79%忘れる
ということが分かります。
Anki の特徴
- 単語帳の自由度が高い
- 出題形式が選べる
- Excel ファイルが読み込める
Anki の基本的な使い方
Anki のダウンロード
web版とandoroid版は、無料です。
IOSだけ課金しなくちゃなりません。
単語カードの作り方
画面下に「単語帳を作成」ボタンがあるので押します。
単語帳の名前を決めましょう。
単語帳「英単語の名前」の文字をクリックしてみましょう。
Front に覚えたい単語を、Back に答えを記入します。
いったん「閉じる」ボタンをクリックしてみましょう。
「学習する」をクリックすると、カードが表示されます。学習のスタートです。
通常は1日分の学習カードがランダムに表示されます。
「解答を表示」ボタンをクリックすると、解答が見れます。
以上が Anki の基本的な使い方ですが、その他にも出題形式を穴埋めなどに変えたり、画像や音声を添付したりと様々な事が出来ます。
ただ、PC版とGoogle Play版は無料の Anki ですが、なぜか iOS版は3000円くらいするんですよね。
アメリカの医学生の「active call」の動画も参考に
ケンブリッジ大学医学生のAli Abdaal君の「Active Recall」を紹介した動画がとても参考になります。
ここでは、一般的な学習法である以下の3つはあまり効果的でないことを指摘しています。
- 読み直し
- ハイライト(線引き)
- まとめ作成
じゃあ、何がいいのかというと「Active Recall」という方法で、
簡単にいうと「能動的に思い出すこと」です。
動画の中ではActive Recallを実践するために以下が紹介されています。
- Anki:フラッシュカードアプリです。日本だと意外と英単語や歴史でおなじみです。
- Spider diagrams:マインドマップのようなもの?!教科書やノートを見ずにまずは能動的に思い出しながらかくことが大切だそう。
- ノートではなく質問、Cornell式ノート:板書するよりも質問を作ることのほうが重要とのこと。