今回は、『医者の保険』に関してのお話です。
皆さんは『医師賠償責任保険』に加入されていますか?
Contents
医師賠償責任保険に加入しなければならない理由
基本的にはほぼ全ての医者が医師賠償保険に加入するべきだと思っています。
ではいったん『賠償保険に加入すべき医師の条件』を考えてみたいと思います。
その答えは、
『訴訟案件を抱える可能性のある全ての医師』
です。
臨床をしている医者は全員訴訟案件を抱える可能性がありますので加入は必須だと思います。
医療行為を行うという事は、超絶ハイリスクな事だから
基本的に医療を行うというのは、超超超ハイリスクな事なのです。
医療訴訟に巻き込まれたら、通常は払えないような額のお金が吹き飛ぶ可能性があります。きちんとリスク管理しないとまずそうです。
『訴えられない医療』を遂行できる医者は存在しないから
『どんな医者にも確実に訴訟に巻き込まれる可能性がある』ということです。
訴えるのは患者。あなたの仕事内容に関係なく、ある日訴訟はやってきます。
医療機関が医者を守ってくれる保証はないから
自分の所属している医療機関が自分を守ってくれる保証はどこにもない』という理由があります。
大病院所属だから保険入ってない人たまにいるけど、そういうときに限って守ってもらえないかもです
まとめ
- あなたが普段行っている『医療行為』は億単位のお金が消える可能性があることを常に理解しておきましょう
- 『自分は絶対に訴えられない』という根拠のない妄想はやめましょう。絶対に『訴えられる可能性』はあります。
- 大規模の医療機関でも医療訴訟はフルカバーできない場合があります。自分の身は自分で守りましょう。
医師賠償責任保険に『民間医局』での加入を勧める
民間医局とは1997年創業の株式会社メディカル・プリンシプル社によって運営されている会社です。
結論から言うと、
『臨床医全員に民間医局はおススメできるが、研修医の時期だけは日本医師会で加入した方がお得』
という事になります。
①プランの幅広さは随一!
民間医局に関しては、見てもらえばわかるかと思いますが4パターンのプランが用意されているので、個人個人のリスクに合わせて登録する事ができます
②月額料金が1番安い
まずプランに関しては、おススメは『2億円プラン』です。
- これまで1億円を超える医療賠償請求の事例はあるが、2億円超えはないから
- 医療訴訟は1億円以内のものが多いものの、そこまで料金に違いがなく、ならば大きなリスクをカバーしておいた方が安心だと思うから
③登録が断トツで1番簡単
だいたい5分くらいで終わります(笑)
一応他の選択肢は?
日本医師会への加入

日本医師会からの医師賠償責任保険の加入も可能です。
日本医師会の場合は、
日本医師会に入会する事で、そのまま自動的に医師賠償責任保険への加入となります。
各種学会からの加入

日本医師会は医師年金制度など保険以外にも医師に役立つシステムが導入されているので、勤務医でもそれなりに加入されている方は多い印象です。
それぞれの学会で調べてみてください。
まとめ
- 民間医局⇒年齢、立場問わず、5000万円、2億円、3億円プラン希望の人全員。一番おすすめ!
- 日本医師会⇒研修医、30歳以下の臨床医で、保険を変更する手間がかかっても良い、1億円プラン希望の人におすすめ。
- 各種学会⇒研修医、30歳以下の臨床医で、1億円プラン希望で、保険を変更する手間を省きたい人また30歳以上の臨床医で、1億円プラン希望の人全員におすすめ
(結論としては、この民間医局からの加入を最もおススメさせて頂いております)
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