投資

オプション取引の戦略5選

今回この本を読んでオプション取引について学んだことを記事にしてみました。

 

 

オプション取引とは?

オプション取引とは、デリバティブ(金融派生商品)のひとつです。

 

まずオプションの説明のために、似た先物取引について説明します。

 

先物取引とは、「将来の一定の期日に、今の時点で取り決めた価格で特定の商品を取引する契約」のことです。

 

オプションとは、「株式や商品など原資産をあらかじめ定められた期日までに、あらかじめ定められた価格で売買する権利」のことです。

 

先物取引との違いは、権利というところです。

 

コールとプットって何?

 

コールとは、株式などを買う権利のことです。

 

  • コールの買いだったら、損失が限定・利益は無限大となります。(プレミアムを支払う)
  • コールの売りだったら、損失が無限大・利益が限定となります。(プレミアムがもらえるかも)

 

 

プットとは、株式などを売る権利のことです。

  • プットの買いだったら、損失が限定・利益は無限大となります。(プレミアムを支払う)
  • プットの売りだったら、損失が無限大・利益が限定となります。(プレミアムがもらえるかも)

 

 

カバード・コール

プレミアムを狙う方法です。

 

カバードコールとは、「株式の買い」と「コールの売り建て」のポジションを同時にとる戦略です。

 

  1. 原資産を買う
  2. 原資産のコールを売り建てる
  3. カバードコールの完成

 

バーティカル・スプレッド

損失と利益の両方を限定させる方法です。

 

バーティカル・スプレッドとは、満期日が同じで、権利行使価格が異なるコールの買いと売りの2つ、もしくはプットの買いと売りの2つを組み合わせる戦略です。

 

 

ストラドル・ストランドル

ボラティリティが大きくなる・小さくなると予想されるときに使います。

 

ストラドルは、同じ権利価格のオプションを使用する

ロングストラドル: コールの買い+プットの買い

ショートストラドル: コールの売り+プットの売り

 

ストラングルは、権利行使価格の高いコールと権利行使価格の相対的に低いプットを組み合わせる。

ロングストラングル: コールの買い+プットの買い

ショートストラングル: コールの売り+プットの売り

 

ここから中級者向け。

コンドル・バタフライ

市場に方向性がないときに向いている戦略。

 

バタフライは、ストラドルのリスク限定版です。

 

コンドルとは、ストラングルのリスク限定版です

 

 

 

ダイアゴナル・スプレッド

市場が変動する局面に向いている戦略。

 

ダイアゴナル・スプレッドとは、権利行使価格と満期日がいずれも異なるコールとプットの買い建てと売り建てのポジションを取る戦略です。