スポンサーリンク
今回、田所雅之の「起業の科学」を読んだので、面白いと思ったところを紹介していこうと思います。
Contents
本書の概要
起業する際にはたくさんの困難が待ち受けている。田所氏の経験を踏まえて、大切なところを時系列的にまとめたのがこの本書である。
アイディアの検証
良いビジネスアイデアは、解決(solution)ではなく、課題にフォーカスしている。
課題の質を決める要素
- 高い専門性
- 業界の知識
- 市場環境変化の理解(PEST分析)
確実に言えるのは、その業界に精通した人でないと、質の高い課題を見つけることはできないということである。その人自身がユーザーであるのが1番の近道である。
PEST分析とは
- Politic(政治) :市場の枠組み・規制に影響するもの
- Economy(経済) :事業戦略の有効性や改善の方向を探ることに影響する
- Society(社会) :需要構造に影響するもの
- Technology(技術): 競争ステージに影響するもの
この4つの分析がとても大事である。簡単にいうと、タイミングが大事ということである。
投資家が訪ねるべきこと
なぜあなたはそれをするのかを訪ねる
- 起業家自信が欲しい
という答えが一番良い。起業家自身がユーザであり、その製品を強く欲しがっているのならば高い熱量を持ってその製品化に打ち込むことができる。
誰が聞いても良いアイディアは避ける。
誰が聞いても良いアイディアでは熱狂的なファンができないため、ターゲットが不明確でうまくいかない可能性が極めて高い。また、競争がすごいため、スタートアップが勝てる可能性が低い。
なぜ2年前でもなく2年後でもなく今そのスタートアップをやっているのか?
タイミングを問う質問である。市場の考えに対して先進的すぎるものは受け入れらない。
いい名言があったのでのせておきます。
小さくてもいいので市場を独占せよ。競争は負け犬のすることだ。-ピーターティール
ピッチでいうべき大事なこと
- 対象カスタマー
- ニーズ・課題
- プロダクト名
- 利点
- 既存の製品との差別化
できるだけ簡潔に言えた方が良い。
まだまだ、たくさんのことが書いてありましたが、読みたい方は本書を買ってみてください。
スポンサーリンク
スポンサーリンク